着ぐるみの中身(ベース)ってどうなっているかご存知でしょうか?
着ぐるみって何でできているんですか?という、質問をよく伺います。
会社にもより様々ですが、
弊社ではマスクは主に発泡スチロール、
ボディはウレタン、サンペルカを使用しています。
まず、マスクについてご説明。
発泡スチロールはご存知ですよね。よく梱包資材に使われているアレです。
えっ?!あんなすぐ割れちゃうものを使っているの?!
と、思われるかもしれませんが、
発泡スチロールにも種類があり、より密度の高いしっかりした素材を使用しています。
また、軽量化にも配慮し、強度重量のバランスの取れた素材です。
また、弊社一同、欲張りなので、更に軽量化に取り組み、マスク内部を均一な厚さに揃え、重心を割り出し、被っていても辛くないよう、計算した構造にしています。
「着ぐるみ」カテゴリーアーカイブ
みさっきーとみさきーちょ
小さな置物、ぬいぐるみ
着ぐるみの持ち物
着ぐるみに持ち物をもたせる時は事前にお知らせください。
もともと、イラストに持ち物が描かれているパターン。
何も持っていないけど、これが名物だから持たせたい。
お客様の方の話の進み具合で、ご注文時の状況は様々です。
私達はまず、着ぐるみ製作費として、着ぐるみだけのお見積りします。
持ち物をもたせる時は事前にお知らせください。持ち物も含めたお見積りをご提案します。
たとえイラストに持ち物が描かれているからと言っても、着ぐるみの価格には含まれません。
時には持ち物が邪魔に感じられるお客様もいらっしゃいます。
その持ち物が要るのか要らないのか、私達には判断できないんですよね。
また、持ち物が着ぐるみ製作費に含まれないのには理由があります。
着替えをたくさん持っている着ぐるみ。
持ち物をたくさん持っている着ぐるみ。
一方、ツルッと何も持っていない着ぐるみ。
同じ価格っておかしいですよね?
お客様のご希望はしっかりお伝えください。
私達は、力の限りご希望にお応えしますよ!
着せ替え!!阿波踊りよ坊さん
着せ替え色々☆太助君
そのまんまフィジット
剥製よりも生きている!
写真はまだ途中ですが、リアルなシロクマです!
我らが師匠の真骨頂です!
ベースは他の着ぐるみと同じように3Dでモデリングし、機械で発泡スチロールに削り出して行くんですが、
リアルシリーズはセンスがないとなかなか難しいもので、ここまでのクオリティは、私ではまだまだ出せません^^;
学生時代に映画アバターのキャラクター造形をしたハリウッドのアーティストの講習を受けた際に教わったことですが、
「クリーチャー(生き物)を作る時は、ちゃんと生きてなきゃダメなんだよ。生き物として理に適った仕上がりでなきゃいけないんだ」
本人は英語なので大部分に私の解釈が入りますが、要はちゃんと感情や魂が籠った仕上がりでなければその動物になりきれないのです。
だから、剥製は本物を使用されていますが、全く生きていませんよね。素材の生々しさはありますが、ただの置物です。
この着ぐるみのように、職人のこだわりとセンスによって生き物として作り上げるからこそ、本物のように仕上るのです!
目を見ていたら、何か言いたそうに見えませんか??
Gコードってナニ?
たった今、Gコードの生成という作業をしておりました。
Gコードってなんでしょう?
ギターのコードの事じゃないですよw
私達のウリである3Dデータがありますね?
その3Dデータを切削加工用NCルーター機で出力する為のデータを作る作業です。
形を再現する為にドリルにどんな動きをさせるのか、という指示をします。
これってかなり大事な作業ですよね!
だって、実際に着ぐるみになるのは、このデータの作り方次第なんですから!
でも、この作業も私のような何の知識もなかった素人でも出来てしまうほど、システム化されています。
そして、初めに教わった頃よりも、色々と発見し更に進化を遂げています。
効率化(稼働時間と消費材料)
安全性
再現性
などなどなど、どれも大事な事ですね。
またの機会に、どれがどのように進化してきたのか、ご紹介しますね。