3Dスキャンをさわってみました。
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3Dモデリング
人形を正確にスキャンしてデータ化し
拡大して、造形物を作ったり
縮小して、ストラップやフィギュアをつくる。
これをリバースエンジニアリングといいますが
スキャニングしたあと、すぐつかえるデーターになるかと
いえば、どっこいそうはいきません。
うまくスキャニングできなかったところは穴ぼこが
残ります。
穴ボコはエラーなのでふさぐ必要があります。
穴ふさぎソフトでRapidformというのが有名なのですが
うちが買った3Dスキャンにバンドルされていたのが
PICformというソフト。
ソフト解説風で文章は一変しますが、
以下。
Rapidformと比較するほうが無謀なのかもしれない。が、
拡張子pix、またはrmlでリターンできないのはやはり辛い気がする。
片道通行のパスをもらうようなもので必要最低限の処理だけして
モデリングソフトかCADに引渡しをしたほうが
膨大な時間を費やすよりはるかに効率的な気がした。
モデルの形状により一概には言えないが、
点群データとして出力されるには変わりなくそれを用途によって
igesかSTLで吐き出すことを前提とするなら、
ピッチを0.1や0.2で取り込むことをやめて、
2mm-3mmピッチのスキャニングでもいいと思われる。
このほうが一次キャッシュメモリーの消費も少ないので
PCもサクサク動くと思われる。
Rhinocerosに代表されるNURBSモデルの概念なら
そこから面はりをしたほうが時間的にも形状モデルを生成する
うえでも好都合なことが多いだろう。
ただ、サイズの測定に感してはPixFormに依存したほうが正確だろう。
一般工業製品なら0.001mmの差分(ズレ)なら許される範囲内かと・・・。
一概に言えないのでケースbyケースでご判断ください。
写真は最終段階の穴をふさぐ作業です。
ここまでくれば、ソフトがある意味で勝手にやってくれるので
ただひたすらに、穴をうめることだけに集中していただければ
と思われる。
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